極上の愛をキミへ
特別美味しいと言うわけではないが、母親の味ってやつに箸が進む。


「亜弥ちゃんと、相変わらず?」


地元が一緒なので、お母さんももちろん亜弥のことを知って居る。


「まぁ。時間が合えば、一緒にご飯食べたりしてる」

「そう。此間、亜弥ちゃんのママとご飯に行ってね?亜弥ちゃんが全く連絡寄越さないって、ボヤいてたのよ」

「亜弥も、いろいろ忙しいんだよ」


仕事も、恋愛も・・・


「亜弥ちゃんと将生?くんだっけ?まだ続いてるんでしょ?」

「一緒に住んでるからね」

「結婚とかするのかなぁ?結婚したら、2人ともこっちの人だから帰って来るのかしら?」


たぶん2人のことだから、いつかは結婚するだろう。

でも、戻って来ることはないだろうな。

仕事のこともあるし・・・

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