極上の愛をキミへ
幸色の涙の初恋
あたしと吏斗の出会いは、あたしが高1の夏だった。

高校生活にも慣れ始めた頃、あたしはコンビニのバイトを始めた。

そして、そのコンビニに吏斗は居た。

同じ高校と言うこともあり、ほぼほぼ吏斗とシフトが一緒だった。

明るく、気さくな吏斗は、バイト先でも評判が良く、みんなから慕われていた。

そんな吏斗と仲良くなるのに、そう時間は必要なかった。

帰り道が同じだということもあり、気付いたらの同じシフトの日はいつも一緒に帰っていた。

そんな、ある日。

あれは、体育祭の前日だった。

その日も同じシフトで、吏斗と一緒に帰っていた。


『明日の体育祭、結衣は何に出るの?』

『バレーボール』

『結衣、出来んの?』

『出来ないこともない』


そんな曖昧な言葉に、吏斗は笑った。

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