極上の愛をキミへ
そして、気付いたら口にしていた。


『あたし、吏斗が好き』


自分で言って置きながら、自分自身が一番驚いていた。


『俺から言おうと思ったのに、ずりぃよ』


吏斗はスッと立ち上がり、あたしの方を見る。


『負けたけど、言って良い?』


吏斗の言葉に、あたしは頷く。


『結衣が、好きだ。俺と・・・付き合ってくれませんか?』


緊張した面持ちで言う吏斗が可笑しくて、あたしは笑ってしまった。


『笑うなよ』

『ごめんなさい。・・・よろしくお願いします』


そして、あたしと吏斗は付き合い始めたんだ。

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