極上の愛をキミへ
『結衣。俺と出会ってくれて、ありがとう』


ありがとうを言うのは、あたしの方だよ。


『俺と恋をしてくれて、付き合ってくれて、ありがとう。結衣と一緒に居れて、俺は幸せだった』


あたしも幸せだったよ、吏斗。


『ずっと、一緒に居たかった。けど、俺と結衣の人生は・・・』


言葉に詰まり、泣き出す吏斗。


『別々になったんだな。哀しいけど、ちゃんと言うよ。結衣、さよなら』


初めてだった。

こんな哀しい、さよならは・・・


『俺が幸せにしてあげられなかった分、きっと結衣のことを幸せにしてくれる人がいると思う。だから、俺に縛られるような日々は送らないでくれ』


・・・吏斗。

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