極上の愛をキミへ
秘書課にある自分のデスクへと戻ると、秘書課の子たちがあたしの元へと群がる。


「高梨先輩、聞きました?」


1人の子が、泣きそうな声で尋ねる。


「今回の役員会は、明日だそうです。みなさん、空けておいてください」


あたしの言葉に、秘書課の子たちから一斉に不満が零れる。

あたしも一緒だから、気持ちはわかる。


「無くならないですかね?役員会」


それをあたしに言われても・・・

あたしは苦笑いすることしかできない。


「はいはい。文句はそれくらいにして、仕事に戻ってください」


課長の言葉に、みんなムッとしながらも自分の仕事へと戻る。

課長は男だから、みんなの気持ちがわからないんだよねぇ。

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