N君、拾いました。〜神社で見つけた美少年〜
巫女さん、美少年を拾う。
3月。新しい季節を迎えようとしている月。
あんなに冷たかった風もだいぶおさまり、今では心地よい南風が吹いている。
私、見里 朱はそんなことを考えながら神社の前の道の枯れ葉を竹箒で掃いていた。
見里神社は古くから続く由緒正しき神社だ。
その上、神様が位の高い方らしく絶対叶う縁結びで有名。
明日は休日で参拝者も多いだろうと思い掃除をしていたところだ。
「よし、こんなもんでしょ。」
そう自分を満足させて、境内へ戻ろうとしたとき。
「え…」
一人の男性が倒れていた。
陶器のように白い肌、羽のように繊細で長い睫毛。
少し開いた口は誰もが息を呑むほど綺麗な形をしている。
綺麗だな……
少し睫毛に触れてみたい…かも………
そっと手を伸ばして、睫毛に触れそうになった。
「………はっ!」
何をしようとしていたんだ私は‼‼
これじゃ変質者じゃないか!
「って、そんなことよりこの男の人を運ばないと…‼‼」
私は急いでおばあちゃんを呼び、その綺麗な男の人を客間まで運んだ。
あんなに冷たかった風もだいぶおさまり、今では心地よい南風が吹いている。
私、見里 朱はそんなことを考えながら神社の前の道の枯れ葉を竹箒で掃いていた。
見里神社は古くから続く由緒正しき神社だ。
その上、神様が位の高い方らしく絶対叶う縁結びで有名。
明日は休日で参拝者も多いだろうと思い掃除をしていたところだ。
「よし、こんなもんでしょ。」
そう自分を満足させて、境内へ戻ろうとしたとき。
「え…」
一人の男性が倒れていた。
陶器のように白い肌、羽のように繊細で長い睫毛。
少し開いた口は誰もが息を呑むほど綺麗な形をしている。
綺麗だな……
少し睫毛に触れてみたい…かも………
そっと手を伸ばして、睫毛に触れそうになった。
「………はっ!」
何をしようとしていたんだ私は‼‼
これじゃ変質者じゃないか!
「って、そんなことよりこの男の人を運ばないと…‼‼」
私は急いでおばあちゃんを呼び、その綺麗な男の人を客間まで運んだ。