夕焼けに奏でる
「よっし、朝練一番乗り!」
今私はいつもよりもかなり早い時間に来て吹奏楽の朝練中。
これから体育祭までリレーの方の朝練があるみたいだけれど、吹奏楽もコンクールまで後少しだから朝練がしたくて先に吹奏楽の朝練に参加してその後リレーの練習に行くことにした。
「四月なのに暑いなー…」
まだ四月とはいえ制服の移行期間も始まっていないためブレザーを着ていてすごく暑い。
「誰もいないけど練習しよーっと。」
〜〜〜♪
グラッ
「わ、わぁ」
個人練習をしているとただ立って吹いていただけなのによろけてしまった。
「酸欠かな、今日は朝練このくらいにしとこう。」
誰もいない教室で一人言をいいながら楽器を片付け、リレーの朝練に向かった。