夕焼けに奏でる
私以外皆陸上部だから足引っ張らないかプレッシャーを感じていたけど、
「何位で回ってきてももアンカーの俺が絶対1位になるから安心して!」
って私の次の走者でアンカーの遥輝君が言ってくれたから安心して走ることが出来る。
「皆、絶対1位取ろうね!」
「あったりまえでしょ、この私がスタートから1位取るから任せときなさい!」
「じゃあ、俺も白石さんにそのまま繋げれるように頑張らないとね。」
「はは、このメンバーならアンカーの俺も心強いよ。」
リレーの練習を通して真夏とはたくさん話せたし、話したことがなかった村上俊哉君とも仲良くなれて、遥輝君とは前よりも近づけた気がする。
「じゃあ、今日の朝練ラスト1本ダッシュ行っとくか!」
「…遥輝君、それは鬼…」