夕焼けに奏でる
ガラッ
「あ、遥輝君。お疲れ〜」
ドアを開けると微笑んでこっちを振り返ったのは個人練習中であっただろう彼女。
いつも練習をしながら3-1から見える景色を眺めてると言っていたが、その姿がとても絵になる。
「今更だけど、萩花に無理矢理リレーの選手させちゃってごめんな。」
「あ、いいの全然!
何だかんだ練習楽しかったし!
寧ろ遥輝君と仲良くなれて嬉しかった!」
萩花は申し訳ないと思ってた俺に気を遣ってかそんな可愛いことを言ってくれる。
よし、良い所見せれるように明日頑張ろう。