夕焼けに奏でる

遥輝side

「400mあと3本ー」










「これでミーティング終わり!
今年もたくさんの新入生が入るよう気を引き締めて頑張っていこう!」



俺は白濱遥輝。
昨年先輩方が引退されてから陸上部の部長を務めている。
強豪校と言われているだけあって練習も大変だし、プレッシャーが無いわけではないけれど、高校から初めた陸上部で部長として部活を支えることが出来て、凄く充実した高校生活を送れている。


「遥輝ークラス行こうぜー!」



こいつは中学からの親友で同じく陸上部の村上 俊哉。顔はイケメンだし、陸上部なのに日焼けはしてなくて、おまけに優しい性格っていうので女子から人気だ。


「おぅ、今年も同じクラスだなー」


「本当に。笑
これで6年間離れることなかったね笑」


「なんか彼女みたいな言い方やめろよ」


「はいはい。こっちも遥輝みたいなのが彼氏ってのだけは嫌だよ。笑」



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