夕焼けに奏でる
萩花side


「高校生活最後のクラス、受験に部活と大変だろうけど先生と共に最高のクラスにしような!」




長くて熱い岡村先生の話が終わって私とこのみは部活に向かおうとしている。


「ねね、そういえば!
萩花の後ろってあの遥輝君だよね!?
いいなぁー私も友達になりたい!」


「あー、遥輝君っていっつも陸上で表彰されてる子だっけ?」


「そうだよ、萩花!
あ、もしかして席が前後なのに話してないの?もったいなーい」


このみは普段フルートを吹いて清純な女の子に見えるが実は肉食系女子で常にイケメンを探している。


私はというと…






「あんまり恋愛に興味ないしなー」


女子高校生としてあるまじき現状です。笑
だって部活が楽しいんだもん


「萩花、部活バカなのはいいけど高校生活青春しなきゃ!」


「うーん、気が向いたらね。笑」


「まぁ、私は遥輝君もいいけど、俊哉君もタイプだなー」


「このみはもう少し本性隠して大人しくすればモテると思うよ。笑」
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