夕焼けに奏でる


「"遥輝君''…ねぇ…」


「遥輝!戻ってくるの遅かったじゃん。
何かあった?」




何かあったと言えばあったけど…



「ごめん、俊哉。
スパイク探してたら先生にパシられちゃってさ。笑」


「なんだ、そんなことか!
早く遥輝もアップしてから来いよー」


「おう、すぐ行く。」





このことは親友の俊哉にも知られたくなくて、自分の心の中にそっと閉まっておいた。
< 9 / 20 >

この作品をシェア

pagetop