100万回の好きを君に
第一章

不治の病




2年前



「お母さんにはもう後悔はないの?」



お母さんは、病弱で入院していた。



「あるに決まってるじゃない。


レナを残してしまうことよ。」



お母さん自身も自分が長くないことを知っている。





「本当はずっと、レナのそばにいたい。


ずっと笑っていたい。


だけど、そんなこと言ってもどうしようもないことなのよね。」





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