100万回の好きを君に


苦しそうにしている母に



何も言葉が出なかった。





「でもね、これだけは後悔してないわ。



レナが私のところに生まれてきてくれたこと。



私は、レナのことが一番大好きよ。



お母さんのこと、許してね?」





そう告げたあと、




お母さんはゆっくり目を閉じた。




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