先生の背中。


2時間目が終わるチャイムがなったので私は教室に帰った。



教室に入るとすぐ、りかが

「次さぼろう!屋上のドアの前の階段行こっ!」

と言ってきたのでさぼることにした。





「ねぇ話って何~?先生のこと?」


「そうなんだけどね…」


言いづらそうにしている私を見てりかは、



「もしかして私が前先生のこと好きだったって気にしてる?そんなの気にしなくていいんだからね!」




そうだよね…。
今さらりかに気を使う必要なんてない。









「先生に好きって言ったの…。」










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