先生の背中。
私は毎日先生を探した。
放課後は先生と一言でも話したくて、学校中探した。
先生の「また明日な!」
が聞きたかった。
先生の笑顔を見ると私は1日中笑顔で過ごせるんだ。
いつのまにか私は…
先生を好きになっていた。
教師である先生に恋したっていいことなんてきっとないと思う。
だけど自分に嘘はつけない。
誰にも言わず、先生を好きでいよう。
この恋は秘密の恋…。
夏休み前。
プールの授業で、私は泳げなくて見学していた。
「長沢~!お前泳げないから見学してをだろ?」
「だって水怖いんだもん…。」
「水怖くねぇって!あんま休んでると補習で夏休み来なきゃいけなくなるぞ?」
補習?
補習なら夏休みでも先生に会える!?
「補習?嫌だけどもう補習でいい。」