先生の背中。
「先生ありがとう!」
先生が私のことを心配してくれたことがどうしようもなく嬉しかった。
先生と手をふって別れた後、夕日を目に焼き付けるように見ながら家へと帰った。
なんだか切なくなった。
こんなにも好きなのに気持ちを伝えることはできない。
先生…?
私は先生のことがどうしようもなく好きです。
気持ちを伝えることはできないから、せめてずっと好きでいさせてね?
「やばいよ~、寝坊しちゃったよ~」
ダッシュで用意をして家を出る。
遅刻しちゃう~!
っていっても、もう遅刻決定。
ここの信号の待ち時間長いんだよね~。
汗だくになりながら学校へ到着。