夜の喫茶店で君はシナリオを書く
斎藤「なんだこの不毛な議論は!」

みよ「斎藤くん、あたし、斎藤くんのためにヤクルトレディーから、ヤクルト大量にふんだくって来てんだから、飲んでよ。」

斎藤「いや、迷惑!」

みよ「ヤクルトレディー、カンカンだよ。」

斎藤「おめーの、せいだべや。」

店員「あの、ご注文は何になさるんですか?まさか、何も注文せずして、ここに長居なさるおつもりで?」

みよ「いーじゃない。彼はねぇ、将来有望な大作家さんなんだから。」

斎藤「恥ずかしいことを言うんじゃない。頼みますよ。頼みゃーいんでしょ。ホットコーヒー」

店員「結局、ホットコーヒーなんじゃないか。」

斎藤「そうですよ。だから。」

みよ「斎藤くん。」

斎藤「いいか。君がしてることはこれ、窃盗だぞ」

みよ「これ、へー、犯罪小説なんだ。俗に言うノワールってやつ?」 

斎藤「いや、おめぇのことだべや」

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