板チョコとトリュフ
1
バレンタインに告白しよう。
1月も半ばになった頃、私は決意した。
就職して3年目。社会人になってから初めて恋した相手は同じ職場の1つ年上の人。
大学時代に付き合っていた彼とは就職してお互い生活が変わってしまって合う頻度が自然と減り、入社から数ヶ月で別れてしまった。
それから1年ほどは仕事に必死で恋愛なんてしてる暇なかった。
だけど、仕事に慣れてきた頃、いつも優しい笑顔で気遣ってくれる先輩に心がときめいた。
頼まれた雑用なんかをすると、絶対笑顔で「ありがとう」と言ってくれる。
彼自身はとっても仕事ができるし、爽やかなイケメンだから人気があって競争率が高いのはわかってる。
特別美人でも、誇れるスタイルでもない私なんかが選ばれるわけないって知ってる。
だけど、いつまでもこの気持ちを抱きしめたままじゃ、前に進めない。
いっそフラれてしまえば、新しい出会いや恋ができるかも。
だから、告白しよう。
せめて、私の気持ち、知ってもらおう。
そう思った。
だから、バレンタインに告白。そう決意したんだ。
1月も半ばになった頃、私は決意した。
就職して3年目。社会人になってから初めて恋した相手は同じ職場の1つ年上の人。
大学時代に付き合っていた彼とは就職してお互い生活が変わってしまって合う頻度が自然と減り、入社から数ヶ月で別れてしまった。
それから1年ほどは仕事に必死で恋愛なんてしてる暇なかった。
だけど、仕事に慣れてきた頃、いつも優しい笑顔で気遣ってくれる先輩に心がときめいた。
頼まれた雑用なんかをすると、絶対笑顔で「ありがとう」と言ってくれる。
彼自身はとっても仕事ができるし、爽やかなイケメンだから人気があって競争率が高いのはわかってる。
特別美人でも、誇れるスタイルでもない私なんかが選ばれるわけないって知ってる。
だけど、いつまでもこの気持ちを抱きしめたままじゃ、前に進めない。
いっそフラれてしまえば、新しい出会いや恋ができるかも。
だから、告白しよう。
せめて、私の気持ち、知ってもらおう。
そう思った。
だから、バレンタインに告白。そう決意したんだ。
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