私の人生〜12歳〜
警察が家に来た時もある



夜、お母さんの悲鳴が聞こえた


殺される


殺される


泣きながら叫んでいた


お父さんは呆れながらも少し焦っていた


警察が来て、お母さんが泣きながら何があったか話していた


お巡りさん助けて


お巡りさん殺される


廊下ではそう叫んでいた


旦那はいつもセックスしようと言ってきたこう叫んでいた
私はこの言葉を覚えたばかりで
すごく驚いた

それからもお母さんはおかしくて
テレビの音も嫌いで
私がなにかしただけですぐ怒った

だから私は


もう決めたんです


大好きなお母さんの迷惑には絶対ならないと


何をしても怒らせてしまって

いつも泣いた


でも泣くと


うるさいと


怒鳴られた


だから私はその日から泣くのをやめた


絶対に人の迷惑にならないように
友達と話さないようにし

お母さんに従い

いつも言いたいことを我慢した









そうして時は過ぎていった



でも毎日は長くて



でも親が喧嘩しているのリピート



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