偽りの愛言葉
「早く戻って来い!!お前のファンが不機嫌で手に負えないんだよ…」

「はぁー…?んなの、大ちゃんどうにかしてよ。」

「出来ないから電話してるんだって…」

「俺が居ない時でも対応出来るくらいやってよな。…ったく。」


任せれないんだから…。


「とにかく戻って来いよ!?じゃーな!」

「ちょ、おい…!」


返事聞かないで大ちゃん切ったし…。


仕方ねぇな、戻るか。


このまま任せてられないしな。


梓ちゃんの顔も見れて安心出来た。


今日はもう帰ろう。


「電話終わりました?」

「あぁ、大ちゃんからだった。」


ベランダの窓を閉めていると微笑む梓ちゃんに話しかけられた。


…本当は仕事戻りたくないけど。


でも甘えてちゃダメだ。



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