偽りの愛言葉
「キャッ!?ごめんなさい…っ!」

「冷て……」


突然、シャツにかかる水。


最悪だ……。


ほぼ濡れたし、冷てーな、


水かけた女のこと怒ろうとしたら。


「こっち!濡れちゃった服拭かなきゃっ。」

「あ、おぃ…!?」


一瞬で腕を掴まれて、俺は女に連れてかれる。


ポッキーゲームは助かったけどさ…。


「ここなら大丈夫。本当にごめんなさい!」

「どうゆうつ……!?」


え、梓ちゃん!?


なに、マスクしてたから全然分かんなかった…。


「さっき嫌そうな顔してたから…ごめんなさい?濡れちゃいましたね。」

「いや、平気。助けてくれてありがとな…」

「私は何も…」


君が来てくれて嬉しい…。




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