偽りの愛言葉
いつしか隼也は家に帰らなくなってた。


夜は、ほとんど家を空けて帰ってくるのは朝方。


もう隼也は私のこと必要無くなっちゃったの…?


ただただ、心が寂しくて辛くて悲しくて…。


胸が張り裂けそうだった。


夜になると自然と涙が溢れ出てきて、酷く目も腫れていた。


毎日耐えることさえもが必死な日々…。


心も身体もボロボロになってて、私自身が壊れそうになっていた時だった。


もっと残酷な現実を知ることになるのは。



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