悪女のなり方
初めは、間の取り方に違和感を覚えた。

次に、会話の終に。

それはまるで針にでも刺されたかのように
ささやかで、チクチクと私の心を刺激していった。



おかしい。私、なにかした?


考えても、結論なんて直ぐに出てしまうほどわかりきった事なのだけれど。



オーナーと、私の仲の良さは
不穏な空気をもたらしていた。
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