月が綺麗ですね
時間が早いせいもあり、私たちは渋滞に巻き込まれることなく役員専用地下駐車場に着くことが出来た。
「これからは、お前を向かえに行こうかな?」
「や、やめて下さい」
「どうしてだ?」
私たちが話しながら歩いていると、専務の車が駐車場に入って来た。
フロントガラス越しにお互いに頭を下げる。
専務も車の運転が好きらしく、本来ならば運転手付きの送迎のはずが徹さんと一緒で自ら車を運転して出社してくる。
そんなわけで、専務も徹さんも会社から出かける時だけ運転手付きの社用車を使用している。
「私、階段で1階まで上がります。そこからエレベーターに乗ったほうが...」
言い終わる前に徹さんが口を開いた。
「そんな面倒なことを何故する?別に上司と秘書が一緒にいたところで誰が怪しむものか」
いやぁ、それはどうかな...。
やっぱり早朝に一緒だと誤解されちゃうと思うんだけど。
「副社長はどうかエレベーターを使って下さい」
「これからは、お前を向かえに行こうかな?」
「や、やめて下さい」
「どうしてだ?」
私たちが話しながら歩いていると、専務の車が駐車場に入って来た。
フロントガラス越しにお互いに頭を下げる。
専務も車の運転が好きらしく、本来ならば運転手付きの送迎のはずが徹さんと一緒で自ら車を運転して出社してくる。
そんなわけで、専務も徹さんも会社から出かける時だけ運転手付きの社用車を使用している。
「私、階段で1階まで上がります。そこからエレベーターに乗ったほうが...」
言い終わる前に徹さんが口を開いた。
「そんな面倒なことを何故する?別に上司と秘書が一緒にいたところで誰が怪しむものか」
いやぁ、それはどうかな...。
やっぱり早朝に一緒だと誤解されちゃうと思うんだけど。
「副社長はどうかエレベーターを使って下さい」