いつかきっと、この想いが届くまで。

「誰がお前にやってくれって頼んだよ!お前が勝手にやったんだろ!!」


怒気を含めて、玲於が私を避難する。



勝手にって…なにそれ…



「私がやらなきゃ、玲於は院だって行けないし、単位だって落としちゃうじゃん!!」


私は、玲於のために───



「そういうの、鬱陶しんだよ。
お前は、俺のただの幼なじみってだけだろ」


"ただの"を強調して、舌を打った。

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