シンさんは愛妻家
15分ほどで古そうな単身用と思われる2階建のアパートに着く。
これって若い女の子が住む部屋じゃないな。
セキュリティーとか、危機管理とかどうなってるんだ。
いや、この子はオンナノコだけど女の子じやない。
ややこしいな。
と不機嫌な顔になりながら、彼女を抱えて階段を上がる。
2階の1番奥。と彼女が小さな声を出した。
廊下を歩く途中でドアが開き、人相の悪い中年男性がすれ違う。
こいつは隣の隣か?
なんでこの子はこんなところに住んでるんだ?
ドアの前に立つと
「先生、ありがとうございました」
と頭を下げる。
「いや、いい。とりあえず、部屋に入れて。
別に君を襲うつもりはない」
「…そんな事は思ってないんですけど…
先生…ネコ嫌いじゃないですか?」
ネコ?
「…どうしても帰りたかった理由はそれか?」
「1ヶ月前くらい前に捨てられてて…ぐったりしてたのを見たら…
ほっておけなかったんです…だから…」
「いいから、ドアを開けなさい」
と僕が言うと、鍵を取り出してそうっとドアを開ける。
にゃあにゃあ
と言いながら子猫が彼女の足にまとわりつく。
「ただいま。タビィ」
「まだ、子どもだな。」と呟いてネコを摘み上げると、
ふー!
と怒っている様子だ。
これって若い女の子が住む部屋じゃないな。
セキュリティーとか、危機管理とかどうなってるんだ。
いや、この子はオンナノコだけど女の子じやない。
ややこしいな。
と不機嫌な顔になりながら、彼女を抱えて階段を上がる。
2階の1番奥。と彼女が小さな声を出した。
廊下を歩く途中でドアが開き、人相の悪い中年男性がすれ違う。
こいつは隣の隣か?
なんでこの子はこんなところに住んでるんだ?
ドアの前に立つと
「先生、ありがとうございました」
と頭を下げる。
「いや、いい。とりあえず、部屋に入れて。
別に君を襲うつもりはない」
「…そんな事は思ってないんですけど…
先生…ネコ嫌いじゃないですか?」
ネコ?
「…どうしても帰りたかった理由はそれか?」
「1ヶ月前くらい前に捨てられてて…ぐったりしてたのを見たら…
ほっておけなかったんです…だから…」
「いいから、ドアを開けなさい」
と僕が言うと、鍵を取り出してそうっとドアを開ける。
にゃあにゃあ
と言いながら子猫が彼女の足にまとわりつく。
「ただいま。タビィ」
「まだ、子どもだな。」と呟いてネコを摘み上げると、
ふー!
と怒っている様子だ。