その可愛さを1%でいいので俺に分けてください。

「それでね、その路地裏にいたキャラメル色の猫がね、あっ、三匹いたんだけどね、すっっごく可愛かったの!」



ああ、それは大層可愛いかったんだろうなあ。その猫を見ていた葵は。



こう、さ。目をキラキラ輝かせてさ。ニコニコしながらさ。「猫さ〜ん♡」とか言っちゃってさ。



くそっ、葵の後をつけときゃよかった。俺のスマホの葵コレクションがせっかく肥えるチャンスだったのに。







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