王星×神帝 幻の闇王(仮)1



クレープを食べ終えた私達は、
駅前のショッピングモールで服を見たりと時間を潰していた


「あれって、元 読モの乙那じゃね?」
と声が聞こえ


今日はここまでか…


「希沙、そろそろ帰らない?」
と人が私に近付いてくる前に言うと


「乙那ちゃん…そうだね!!!

帰ろっか!」
と笑顔で言ってくれる希沙


それが凄くありがたいし、罪悪感を感じる


ショッピングモールを出て希沙と別れ


私は誰も帰ってこない
周りの家より少し大きい一軒家に帰った。


私の両親は2年前事故で亡くなった。


カメラマンのお父さんと元モデルのお母さん


この家にもう2度と帰ってくることのない両親


今この家には私だけ


一応一緒に暮らしてる人はいるけど
ほぼ一人暮らし


お父さんのお兄さんは、
きっとまたどこかを飛んでいる



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