王星×神帝 幻の闇王(仮)1


「乙那さん、
今日、一緒に帰りませんか?

俺、初めて彼女出来たので…
どうしたらいいのかわからなくて…

嫌だったら大丈夫です…」
とHRが終わったばっかりの教室で言った江南


それを聞いた偽りの友達は

キャーキャー 叫び

男子はガッカリしたり

ヒューヒュー と指笛で祝福してくる





そして…希沙は

「乙那ちゃん、良かったね!」
なんて言って凄く嬉しそうな顔をして私を見ている






ズキッ…





痛む胸に気付かない振りをして
「うん」と希沙に頷き

「じゃ、私達帰るね!!!」
と言って江南の手を引っ張り早歩きで教室を出た



しばらく無言で歩いてると

「…手離してくんない?」
と無言でされるがままで歩いてた江南が私の手を振り払った


「これから、出来る限り俺の言う通りにしろよ」とだけ言って江南は帰った




きっと、この頃からだろう


江南・希沙・沙央・河富達と行動するようになったのは…


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