王星×神帝 幻の闇王(仮)1




あの日から、


帝は「愛なんて馬鹿馬鹿しい」
と言うようになった。







そんなある日、
いつものように呼び出された帝。





俺は、そんな帝に
「教室で待ってるから」と言って帝を見送った。





いつまで経っても戻ってこない帝。



それを心配して、俺達は探した。





帝の双子の弟…


皇(スメラギ)と一緒に。






一時間ぐらい探し回り、
帝が呼び出されてから二時間が経とうとしていた。






まだ探してないのは…


生徒の間で、裏校舎と呼ばれてる
今は使われていない旧校舎。






裏と呼ばれているのは…
犯すための場所とされているから。






そんな場所へと、皇と二人で向かうと
倒れてる人…人…人…。



ガタイの良い男二人に、裸の三人の女。





そしてその中に、


壁に寄りかかるようにして座る帝の姿があった。





ただ一点を見つめるだけの…裸の帝。




呆然と立ち尽くす俺を無視して
皇は帝に近付いた。




< 50 / 240 >

この作品をシェア

pagetop