王星×神帝 幻の闇王(仮)1



それを追うように俺も帝に近付くと



ビクッ と揺れる肩…




そして、


一点だけを見つめていた帝が怯えたように…俺達を見た。






何も写してもいないような目で…。




ふと視界に入った帝の左手首から、
浅く切ってはあるが、
血が流れてるのに俺と皇は気付いた。





「っ…帝…
見つけるの遅くなってごめんな。




取り敢えずこれ着とけ」


と言って自分のブレザーをかけて



皇は床に落ちてる帝の制服を取り、
帝に渡した。




帝は、静かにそれを受け取り着替え始めた。







< 51 / 240 >

この作品をシェア

pagetop