王星×神帝 幻の闇王(仮)1
それを追うように、
皇も走り出し俺も後を追った。
たどり着いたのは、裏校舎の屋上…
古い屋上へと向かうドアを蹴り飛ばしたのかドアが壊れていた。
屋上へ出ると、
飛び降りようとしている帝の姿…。
「っ…帝!!!」
と引き止めようとする皇
「俺は、もう疲れた。
何で俺ばっかりこんな目に…
俺って何のために生きてるんだろうな…
もうどうでもいい…」
と言って泣きそうな顔をして飛び降りた帝。
その様子を見てることしか出来なかった俺と皇。
すぐに来た救急車に帝は運ばれ、
一命を取り止めたが…退院しても、
帝は自殺未遂を繰り返した。
その頃の帝は、学校には行かず
部屋に引き込もっては、夜になると
どこかへ喧嘩をしに行っていた。