王星×神帝 幻の闇王(仮)1
あの女の連れかと思ったが…
こっちに向かってくる時に
サングラスを外した顔は見覚えのある顔。
あいつが連れてきたのか…
それに対して…
さっきまで笑いを堪えてた直里が顔を歪ませた。
「帝…
あなた、相変わらずね?
まだ女の子と遊んでるなんて」
と言ってくる俺の姉貴…妃(キサキ)。
サングラスしろよ…
こんなとこに人気モデルが居て良いのかよ。
周りの視線がうぜっ
「ねぇ…
帝お願いだから、
帰ってきてくれないかしら。
あの時の事は謝るわ。
帝が出て行った後、
お兄さんに本当の事を言われて
あの時、
帝は何も教えてくれなかったから、
語らなかったから、
私…
あの後、帝に酷いことを言った事に気付いたの…
〝人殺し〟とか〝汚い〟とか言ってごめんなさいね?
それに、お母さんもお父さんも帝の帰りを待ってるの!
心配してるのよ。
ねぇ?
帝…帰ってきてよ」
と俺に近寄りながら言ってくる。