2794文字の、拝啓お母さんへ。

里親さんに引き取られてからの私は、率直に言えば万年反抗期だったと思います。


里母の言うことを全く聞かず、いつも睨んでいて(私はそんなつもり無かったのですが)、いわゆる「試し行動」を繰り返して


イライラが募った里母が、私に手をあげることもよくありました。


また、里母は私が「里子」であり、「引き取られた、血の繋がりのない子供」というマイナスイメージを


払拭するために、私を人一倍厳しく育てました。


小さい頃は、周りの友達のママがとても優しいのに、なんで自分のママはこんなに怖いのだろうとよく思ってました。


今となっては、その里母に感謝しています。
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