真心の愛を君に......。 〜 運命の恋は結婚相談所で ～

ベッドサイドライトの淡い光だけが、唯一の照明となる薄暗い寝室で、彼の身体の隅々までを捉えることは難しい。

だけど、それで十分。

私は蜂蜜色の薄明かりの中に剥き出しになった、彼の隆起した下半身に戸惑うことなく、彼の全身を正視した。

広務さんは私と、しっかりと目を合わせると見つめたまま、ゆっくりと身体を前に倒して私と重なった。

「ん......、あったかい......」

「あったかい？優花も、すごく温かいよ。それから、柔らかい......」

広務さんは、さほど大きくはない私のふくらみを温かくてしっとりとした手のひらの中に収めながら、まるで母親の胸に抱かれて眠る子供ように純真な顔をして静かに目を閉じた。

そして彼は目を閉じたまま、手のひらの中に収めた私の乳房をゆっくりと優しく愛撫しながら口づけて、頬を寄せた。

彼が私の胸に頬擦りするたび、彼の鼻先が胸のふくらみに押し当てられる。

乳房の中腹に彼のスッと高い鼻先の感触を感じながら、私はトロンとした瞼で彼を見つめて時折、焦げ茶色に”たなびく”彼の髪を”そろりと”撫でた。

「ずっと、ここで休んでいたい......」