真心の愛を君に......。 〜 運命の恋は結婚相談所で ~
「もしもしっ!」
私は下着を履くよりも、スキンケアよりも、髪を乾かすことよりも、広務さんからの電話に出ることを最優先した。
広務さんの声が聞きたいなんて思っていたら、まさか本当に彼から電話がかかってくるなんて......。
「あっ、もしもし。成瀬です。すみません夜分遅くに......。今、少しお話しても大丈夫ですか?」
「あっ!はいっ!あっ!すみません......っ!私、お風呂から上がったばかりで、まだ裸なんですっ!」
ーーやだっ!
何言ってんだろ私......。
彼からの電話が嬉しすぎて、つい口走ってしまった赤裸々すぎる実況中継。
「えっ!!はっ、はだ.......、風邪ひくといけないんで早く何か着てくださいっ」
広務さんの、この尋常じゃないテンパり具合。
やはり、彼は想像したんだろうか?
私の裸を。
もしそうだとしたら、”広務さんの下半身は今どういう状態ですか?”とは絶対に聞けないけど、......気になる。
「あの。優花さんさえ迷惑じゃなかったら、落ち着いた頃改めて電話してもいいですか?」
「迷惑だなんてそんな!!落ち着いたら、私お電話しますっ」
こんな変態の私と話をしたい男性なんて世界中どこを探しても、広務さんしかいない。
私、ますます彼を好きになってしまう。
ところで広務さんは、私に一体何のお話をするのだろう?
ーー花火大会デートのことかな?
でも、待ち合わせの場所と時間のことなら、わざわざ電話じゃなくてLINEでも......。
まさか.......。
キャンセルとか、お断りの電話じゃないよね!?
結婚相談所という所は交際が成立するまでは、何人も異性を紹介してもらえる。
広務さんほどの男性なら。ライバルが何人、いや、何十人いたっておかしくはない......。
私は下着を履くよりも、スキンケアよりも、髪を乾かすことよりも、広務さんからの電話に出ることを最優先した。
広務さんの声が聞きたいなんて思っていたら、まさか本当に彼から電話がかかってくるなんて......。
「あっ、もしもし。成瀬です。すみません夜分遅くに......。今、少しお話しても大丈夫ですか?」
「あっ!はいっ!あっ!すみません......っ!私、お風呂から上がったばかりで、まだ裸なんですっ!」
ーーやだっ!
何言ってんだろ私......。
彼からの電話が嬉しすぎて、つい口走ってしまった赤裸々すぎる実況中継。
「えっ!!はっ、はだ.......、風邪ひくといけないんで早く何か着てくださいっ」
広務さんの、この尋常じゃないテンパり具合。
やはり、彼は想像したんだろうか?
私の裸を。
もしそうだとしたら、”広務さんの下半身は今どういう状態ですか?”とは絶対に聞けないけど、......気になる。
「あの。優花さんさえ迷惑じゃなかったら、落ち着いた頃改めて電話してもいいですか?」
「迷惑だなんてそんな!!落ち着いたら、私お電話しますっ」
こんな変態の私と話をしたい男性なんて世界中どこを探しても、広務さんしかいない。
私、ますます彼を好きになってしまう。
ところで広務さんは、私に一体何のお話をするのだろう?
ーー花火大会デートのことかな?
でも、待ち合わせの場所と時間のことなら、わざわざ電話じゃなくてLINEでも......。
まさか.......。
キャンセルとか、お断りの電話じゃないよね!?
結婚相談所という所は交際が成立するまでは、何人も異性を紹介してもらえる。
広務さんほどの男性なら。ライバルが何人、いや、何十人いたっておかしくはない......。