真心の愛を君に......。 〜 運命の恋は結婚相談所で ~
......夢じゃない。
ニューヨークから日本へ帰ってきて、程なくして新しい年を迎えた。
私は新年には相応しくない陰気な一人ぼっちの正月を終えると、例年通り冴えないお茶汲みOLへと戻った。
でも、それも今年でおしまい。
私は会社を辞めることにした。
本来なら、ジークと寿退社することになっていたところ。見事にその未来は打ち砕かれて、私は一人で自分の将来の可能性を模索することを選んだ。
そう決めたのは、年末のニューヨークで広務さんと再会して自分の気持ちを再認識したけど、それでもその先へはどうしても踏み込めなかった現実があったから。
空港での別れ際の彼からの抱擁ーー。
時間が経っても鮮明に思い出されるシーン。未だ身体に残る彼の感覚、匂い、息遣い。
あの時の全てが今の私の原動力となっている。
でも、それでは駄目。
もう傍にはいない彼を永遠に頼ってはいけない。
そういう弱い自分を打破すべく、私はしがないお茶汲みOLを辞める。
会社を辞めてからの予定は実は未定......。
それじゃあ、お茶汲みOLよりマズイんじゃ.......無職!!
って、思うけど。自分に本当に必要なもの、やりたいことを見つけるためには少し時間が必要。
幸いなことに就職してからずっと、少しずつコツコツと貯金してきたおかげで自分探しに必要な時間は確保できそう。
その期間に、もちろん断捨離もする。
とりあえず。現時点で一番私に不要なものは、”結婚相談所”
ニューヨークから日本へ帰ってきて、程なくして新しい年を迎えた。
私は新年には相応しくない陰気な一人ぼっちの正月を終えると、例年通り冴えないお茶汲みOLへと戻った。
でも、それも今年でおしまい。
私は会社を辞めることにした。
本来なら、ジークと寿退社することになっていたところ。見事にその未来は打ち砕かれて、私は一人で自分の将来の可能性を模索することを選んだ。
そう決めたのは、年末のニューヨークで広務さんと再会して自分の気持ちを再認識したけど、それでもその先へはどうしても踏み込めなかった現実があったから。
空港での別れ際の彼からの抱擁ーー。
時間が経っても鮮明に思い出されるシーン。未だ身体に残る彼の感覚、匂い、息遣い。
あの時の全てが今の私の原動力となっている。
でも、それでは駄目。
もう傍にはいない彼を永遠に頼ってはいけない。
そういう弱い自分を打破すべく、私はしがないお茶汲みOLを辞める。
会社を辞めてからの予定は実は未定......。
それじゃあ、お茶汲みOLよりマズイんじゃ.......無職!!
って、思うけど。自分に本当に必要なもの、やりたいことを見つけるためには少し時間が必要。
幸いなことに就職してからずっと、少しずつコツコツと貯金してきたおかげで自分探しに必要な時間は確保できそう。
その期間に、もちろん断捨離もする。
とりあえず。現時点で一番私に不要なものは、”結婚相談所”