真心の愛を君に......。 〜 運命の恋は結婚相談所で ~
焦らされた後の誘いは、嬉しさが膨れ上がる。
私は最初。彼からの花火大会の誘いに、すぐに返信しようとした。
しかし、さっきの河川敷でのことを思い出して彼にちょっと意地悪なことをした。
焦らされた、この気持ちを彼にも味わってほしい......。
とりあえず。
二日間、私は彼からのLINEを放置することにした。
丸二日の間に、彼から再びLINEが来ることはなかったーー。
......三日目の夕方になっても音沙汰無し。
なんだか。
今更、私の方からLINEするのは、ためらわれる。
二日間既読にならなかったことで彼は私との関係を諦めたのだろう。
いや、一日で諦めたのかも。
彼の中で私はその程度の存在だったんだ......。
私は、すっかり失恋気分でフテ寝した。
突如。爆音のアラームが鳴り、私は驚いて飛び起きた。
目覚ましだと思った爆音は、アラームではなく。電話の着信音だった。
「......はい。もしもし......」
「もしもし。......成瀬です」
彼からのLINEを放置して三日目の夜だった。
「は......っ、はい......!」
「突然お電話してすみません。ずっとLINE既読にならなかったから、日野さんに何かあったのかなって......。でも、電話繋がって安心しました」
私は最初。彼からの花火大会の誘いに、すぐに返信しようとした。
しかし、さっきの河川敷でのことを思い出して彼にちょっと意地悪なことをした。
焦らされた、この気持ちを彼にも味わってほしい......。
とりあえず。
二日間、私は彼からのLINEを放置することにした。
丸二日の間に、彼から再びLINEが来ることはなかったーー。
......三日目の夕方になっても音沙汰無し。
なんだか。
今更、私の方からLINEするのは、ためらわれる。
二日間既読にならなかったことで彼は私との関係を諦めたのだろう。
いや、一日で諦めたのかも。
彼の中で私はその程度の存在だったんだ......。
私は、すっかり失恋気分でフテ寝した。
突如。爆音のアラームが鳴り、私は驚いて飛び起きた。
目覚ましだと思った爆音は、アラームではなく。電話の着信音だった。
「......はい。もしもし......」
「もしもし。......成瀬です」
彼からのLINEを放置して三日目の夜だった。
「は......っ、はい......!」
「突然お電話してすみません。ずっとLINE既読にならなかったから、日野さんに何かあったのかなって......。でも、電話繋がって安心しました」