【短編】マイ・ファニー・バレンタイン・デイ
口の中のチョコがすっかりなくなって、
唇が離れた時、


とろけきって朧げなあたしの目に映ったのは、
二宮君だった。



こうして近くでよくみると、
肌がすべすべしてキレイで、
黒髪からのぞく睫毛が長くて、なんか……


色っぽい……



ん?

二宮君?




「「あっ」」



元に戻ったんだ!
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