世界が思いどおりになったら1幕「覚醒」

2 悪知恵

ぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ

ぶお ぶお ぶお ぶお 


エンジンのふけは最高だった音で分かる

「さてそろそろ行くか」


その声を合図に全員が車に乗り込んだ

その集団はドリフト族と呼ばれていた、コーナを曲がるときハデに後輪を滑らせて

曲がるテクニックをドリフトと呼ぶ、そのどハデなパフォーマンスで峠道や一般道を走る

若者の事だ


サーキットじゃ無いので当然一般人には大迷惑だが、観客まででる事も有って一部の若者は熱中した

笹島祐二もその一人だった、親の財力もあり金にいとめをつけない改造を施した車は向かうところ敵なしだった


「よし今日は3回流すぞ」


祐二は自分の率いるチームの仲間の言った、今日は全員でチームドリフト走行をやる予定だ。

出来るだけ先頭の車のラインと同じラインでドリフトさせ美しさを見せる走法だ
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