世界が思いどおりになったら１幕「覚醒」

そんな一義にも
小さな夢が有った

自社製品

自分一人で開発ている
文書作成ソフトだった

場面をパラメータで
与えると自分で作成
した文書をその場面で
一番適切な文章に直して
くれる、そのんなソフト
だった。

言い回しも敬語、謙譲語、丁寧語、
一般会話、などパラメータ
次第で作り替える事ができる
画期的なソフトだった

もちろん完成すればで
有るが。。。。

現在のバージョンは5.4
大きな改造を５回した事になる

日本語の複雑な言い回しを
再現するのが非常に難しかった

文書を組みたてるスピード
を無視するならそれなりの
文章を作成する事が出来た

しかし一つの文章を作るのに
３０分以上かかった

スピートを殺すと
外人が書く手紙のようになった

もっと開発のために時間を
割きたいが、売れるか保証が
無いソフトにこれ以上時間を
割くことは出来なかった

それどころか急お金が必要に
なりアルバイトしなくては
ならなくなった