世界が思いどおりになったら1幕「覚醒」
「今度新しくフィットネスクラブ出来ただろ?家の会社の土地借りてるんだよ、付き合いで入会してな、週2-3回激しく運動しるよ」

「泳いだりしてる訳だ」

「いや、エアロバイクとか軽いスカッシュとかルームランナーみたいなやつとかをな」

「週3回か?3-4時間やんの?」

「そんなやんねーよ、一時間ぐらいか」

こいつ絶対病気だ
そんな運動量じゃ絶対体重なんて落ちない

「なんかのど乾いたな、コーラくれよ」

「お茶しかないよ、俺コーラ飲めないし糖尿で」

「しかたねーな、じゃお茶でいいよ」

糖尿にいいとさえている
番茶をつねに冷蔵庫に入れて
あるのでその大型ピッチャー
2.5Lと大型のコップを
持って行ってやった

健二は一気に2L飲み干した

「健二おまえ・・・・医者行ったか?」

健二は不思議そうな顔して

「なんで?病気じゃねーぞ俺」

「たぶん糖尿だぞ、”しかも重度の”」

「はぁ、馬鹿かおまえ俺が健康なの知ってるだろ」

「いいから行け、医者、あとコーラはよせ飲むな、飯もそんなに大量に喰うな運動ちゃんとしろ」

「何いってんだよー」

「健二、”死ぬぞ”、いいのか?」

「病気じゃねーよ」

これだけ急激にやせても
病気だと思わないのか・・

「医者いかないなら話聞かないぞ、どーせ頼み事なんだろ?お前からくる時はそんなのばっかだ」

「わかったよ行くよ」

「約束だぞ」

「わかった」

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