世界が思いどおりになったら1幕「覚醒」
「こちらの手違いで内田さんの血液と他の人の血液が入れ替わってしまったんです」

「なんで他人の血液だと解るのですか」

私は素朴な疑問を持った、当然だ血液に名前は書けないのだから

「はい誰の検査結果なのかは解りませんが内田さんのものじゃ無いのは確実なんです、理由は検査結果が全て正常だからです」

「・・・・・・」

病院のミスだと言う事で当然お金はとらないと言う

しぶしぶ私はOKした
15分後病室でもう一度血液を採らせてくれと言う

機械が壊れたと言うのだまた正常値が出たので検査専門の機関に送りたいと言うことだった

当然無料なのでと頼み込まれて合計三回血液を採取された

初めての経験だ結果は来月の診察時に伝えると言う

しかしついてないな
三回も採決して大丈夫なのかな

病院での事をぼーと考えながら事務所で仕事をしていると電話が
なった

「もしもし内田さんですか、私石渡漁協の河合と申します。内田さんに漁協のシステム一式お任せしたいと思いましてつきましては来週の火曜日漁協本部で打ち合わせしたと思いますので来て貰えますか?」

えいったい何の事だろう訳がわからず私が

「なんの事でしょうか?システムって」

「あれ、島田君から聞いてませんか?桜川漁港の島田雪君、彼女がシステムの担当なんですけどね、内田さんの事、強烈に推薦するもんだから一度話しだけでもと思ってねぇ今までのソフト屋がいるからそれに任す話で決まりかかっていたんだけどね、島田君が言うなら話聞こうって事になりましたので10時ごろでどーでえすか」

なんの事かよく理解出来なかったが、仕事がもらえそうだ私は

「はい、お伺いします」

雪ちゃんに電話しようと思ったが明日バイトなので直接聞くことにした

なんか今の電話が気になって仕事が手につかなくなってきた、たいした仕事も無かったので気分転換にどこか行こうかと考えた











< 55 / 136 >

この作品をシェア

pagetop