世界が思いどおりになったら1幕「覚醒」
誰かに呼ばれ振り返るが知った顔はそこに無かった

「内田さん」

また呼ばれた、振り返ると

「私ですよ、島田です」

そこには私が知っている島田雪とはまるで違う女がたっていた

「今日は年休なんですよ、組合の規則で年休は半分以上消化しないとならないので、たまた今日使ったんです」

いやそうい事では無く確かに声は間違いなく雪ちゃんだが

雪チャンは確か37ぐらいのハズだが目の前にいるのはどう見ても23-24ぐらいにしか見えない

めがねはしてないし化粧もバッチリ、スタイルの話をすれば神ががりのスタイルだダブダブの事務服で隠れていたて解らなかったが超巨乳だし、後ろでまとめていない髪もサラサラで美しかった

「雪ちゃんなのは解ったけど、雪ちゃん眼鏡してないね」

我ながら情けないもっと気の利いた事言えないのか

「普段はコンタクトなんです、化粧も休みの日しかしないし」


それにしてもこのかわりよう普段はわざと、ださくしているとしか思えないなんか訳が有りそうだな

「あっそう、組合のシステムの話電話きたよー雪ちゃん推薦してくれたんだったて?」

あまりの驚きに忘れていた

「あっ電話いきました、内田さん明日バイトでしょ明日話そうと思っていたんです」

雪ちゃんが仕事を、なんか手配してくれたんだ

「こないだ内田さん、私の聞いた話あまり難しく無いっていったから推薦しておいたんです」

いくら身内の推薦って言ってもそんな事ぐらいでシステム開発なんか発注されるのだろうかまっ推薦だけで発注かかるかは別か

彼女は私の考えを見越したように

「ほぼ内田さんで決まりですよ、組合の幹部と今のシステム納入業者が癒着して大金を山分けしてるんです、私そんなの許せません」

ありがちな話だな

「でもなんで俺の事信用できると思ったの?」

よく知らないさいえないアルバイトしているソフト屋なんて同じ立場なら私なら絶対信用しないが

「子供のためにあんなにきついバイトしてる人ですもん信用出来ます」

いやそういう問題じゃ無い気がするが

「内田さん出来ますよね」

「はい出来ます」

おもわず丁寧語になった

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