世界が思いどおりになったら1幕「覚醒」
ありがたい話だった、詳細は打ち合わせしないとわからないが癒着するような金額のシステムだかなりの物になるはずだ私はうれしくてつい

「雪ちゃんほんとにありがとう」

思わず彼女の手を握ってしまった、彼女は驚いてさっと手を引っ込めた

「あっごめんねつい」

「いえ、いいんですチョットびっくりして」

私は当然彼氏と一緒だと思いあわてて

「雪ちゃん彼氏ときたんだよね、紹介してよ」

今日は持ち合わせが無いけど後で彼氏共々食事にでも誘おうと思い言ってみた

「一人できたんです、私彼氏いません」

こんな綺麗なのになんでだ、古い言い方すれば女神みたいだ。なんか訳ありだな、ふれないでおこう

「雪ちゃんこの映画見るんでしょ?」

「はい、そのつもりです」

「じゃ俺が出すよ一緒に見よう」

言ってから焦った二人分金あるかな全財産たしか7千円ぎり二人分有る

「いえ、悪いですよ」

「そのぐらいさせてよ、お願い」

「じゃー」

二人分の切符とポップコーンに飲み物を買い二人で映画を見た

ちょっとデートしてる見たいで年甲斐もなくわくわくした

電車とバスで来たと言うので送っていくよなかば強引に車に乗せた

「女性にこんな事聞くのは失礼だと思うんだけど雪ちゃんっていくつなの?」

気になって仕方なかった事務服来た彼女はどう見ても30すぎに見えるし今の彼女は無理すれば19歳でもとおりそうだ

「いくつに見えますか」

「24かな、すごくきれいだよ」

「はは内田さんおじょうずですね、もう27才ですよおばさんです」

年を聞いてまた驚いたかなり若く見える

「内田さんは43才ですよね、履歴書見ましたから」

「うん、俺こそほんとにおじさんだね」

「でも、なんか体も締まってるしおなかも出てないからかなり若く見えますよ」

「糖尿でね毎日運動してるから、体はわりとしまってるかもね」

「へーそんな風には見えませんけどね」



< 58 / 136 >

この作品をシェア

pagetop