世界が思いどおりになったら1幕「覚醒」
「内田さんお値段の事ですけどね」

「あっ300万ほどは予備費で考えていますので使わなければ、請求しませんよ

こういう組織は取った予算から増やすのは難しいでしょ、途中追加とか良くありますしね、そのための予備費です」

「いえ、そうでなくもっと請求して頂きたいのです」

このじじい何言っているんだ意味がわからない

「島田君から有るていど聞いていると思いますが、お恥ずかしい話業者とのゆちゃくが有りましてね前回のシステムがソフトだけで5千2百万払ってるんですわ」

そう言う事か前回よりでかいシステム組むのに約1/4の金額じゃまずいって訳か

「でっ別のソフトハウスにお願いするにあたって値段が安いから変更したって事で、おんびんにその業者と担当者をはずしたいんですわ」

それにしてもこのシステムで5千万以上ってボッタクリすぎだろ、国民の税金だぞ

「それと別にですね、月々のメンテナンス代として毎月100万予算があります」

雪が言った

「このシステムは月々のメンテなんかいらないですよ、サーバーの点検しても
せいぜい月10万でしょ」

「今回はどうが助けてください、システム開発で4千8百万、月々のメンテ80万
それとハード一式のシステム作ってください見積もり早急にお願いします」

高くするのは簡単だがこんな経験初めてだ、負けろ、値引きしろはいやと言うほどいわれたが
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