終わりで始まる進化論~第一部~
「こいつは、対進化生物(ハーフタイプ)。副作用で女の姿になってるが、歴とした元・男だ!」
「なっ!?」
「あ。バレちゃった」
てへっと可愛らしく肩をすくめながら微笑むリュカは大した問題でもなさそうにしている。
「……で、でも、リュカ君なら可愛いし、さ。本音、シノミヤだってそんなに悪い気はしてないんじゃないの?」
「だったら、言わせて貰うが……女になった所長と今から付き合えるか?!」
「う……ごめん、それは……ちょっと」