終わりで始まる進化論~第一部~
交渉
シェルズ・コア。



あの卵のような物体は、何故人に進化をもたらそうとするのだろうか?




それは突然人間を覆ってしまうのか?何かしらの自覚症状はないのだろうか?




ナツキの目の前にシェルズ・コアが現れる。




コンダクターと言う男に良く似ている形状だ。あれは、予知夢だったのだろうか?





自分自身が大変なことに巻き込まれるかもしれないと暗示していたのかもしれない。
ナツキは手を伸ばしシェルズ・コアに触れてみる。







柔らかな感触が掌に返ってきた。卵というよりは、ゴムボールみたいだ。



もしくは、マシュマロ。白いから、そっちの方が似ているかもしれない。






「あれ?シェルズ・コアってこんな感じだったっけ?」






柔らかくて、温かくて、何だか良い匂いもする。






もう少し殻だから、固かったようなイメージだったけれど違うのか?




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