終わりで始まる進化論~第一部~
保健室
「うわあああああああああ!」
叫び声とともに飛び起きていた。思わず目元へと確かめる為に手を伸ばすが、目は勿論元ある場所におさまっている。
視力もはっきりしている事で、漸く生々しい白い部屋の世界とは違うことに気が付いて肩の力が抜けてしまう。
「夢、だったのか」
嫌な夢だった。ストーリーはほとんど思い出すことは出来ないが、額や首元への寝汗が尋常ではない為に、よほどうなされていたのは察しが付く。
カーテンも天井もマンションの我が家の部屋ではない。どこかしら、独特の薬品の匂いもしてくる。
「びょ、病院?」
「保健室だ、アホ」
すかさず横から聞こえてきた悪態に視線をやると、パイプ椅子に呆れた様な顔をした学生が座っている。
制服は着崩されボタンはほとんど留められておらず、中のTシャツを堂々と見せている。ネクタイをしないのはまだしも、生活指導にバレたら面倒くさくなる事を分かっていないのだろうか。
いや、制服の事は百歩譲っても、さすがに金髪と両耳のピアスはありとあらゆる教職員に喧嘩を売っているとしか思えない。
叫び声とともに飛び起きていた。思わず目元へと確かめる為に手を伸ばすが、目は勿論元ある場所におさまっている。
視力もはっきりしている事で、漸く生々しい白い部屋の世界とは違うことに気が付いて肩の力が抜けてしまう。
「夢、だったのか」
嫌な夢だった。ストーリーはほとんど思い出すことは出来ないが、額や首元への寝汗が尋常ではない為に、よほどうなされていたのは察しが付く。
カーテンも天井もマンションの我が家の部屋ではない。どこかしら、独特の薬品の匂いもしてくる。
「びょ、病院?」
「保健室だ、アホ」
すかさず横から聞こえてきた悪態に視線をやると、パイプ椅子に呆れた様な顔をした学生が座っている。
制服は着崩されボタンはほとんど留められておらず、中のTシャツを堂々と見せている。ネクタイをしないのはまだしも、生活指導にバレたら面倒くさくなる事を分かっていないのだろうか。
いや、制服の事は百歩譲っても、さすがに金髪と両耳のピアスはありとあらゆる教職員に喧嘩を売っているとしか思えない。